天然鮭ササキとは はじめましての方も、時々お会いする方も こんにちは。天然鮭ササキの佐々木です。私は長らく水産系の商社に勤め、世界各地の水産加工現場を歩んできました。面白い現場ももちろんいろいろ経験しましたが、「これが食品なのか」と悲しくなるような場面に出会ったこともあります。そんな中、佐々木が惚れこんでしまったのが、カナダやアラスカ、そして日本の天然の鮭です。 カナダ・アラスカの鮭 鮭本来のチカラを信じ、 自然の営みを大切にするカナダ・アラスカ 日本では多くの地域が川を遡上する鮭を途中で捕獲し、卵を採取して孵化させる「孵化事業」を行っています。しかし、カナダ・アラスカでは海から川に還ってきた鮭は、途中で捕獲することなく、すべて遡上させています。遡上する鮭の数量もチェックしながら「今日は何時から何時までなら漁をしてもよい」という厳しい規則があります。もちろん鮭漁に関してルール違反した時のペナルティは罰金やライセンス取り消しなど大変厳しいものです。そうやって長い川をがんばって遡上した鮭は、自然界の中で産卵します。孵った卵はやがてかわを下りふたたび海へと出ていきます。そして4~5年後に、また生まれた川を帰ってくるのです。カナダやアラスカでは、こんなシンプルな営みをいまなお大切にしています。そして、地球環境に関していろいろな課題が持ち上がっている現在でも、安定して鮭は帰ってきています。 約4年に1回しか豊漁がない、カナダの鮭 自然のサイクルの不思議で、カナダの鮭は4~5年に1度しか豊漁の年がありません。もちろん毎年のように鮭は川を遡ってきますが、豊漁の年はフレーザーという全長650キロの大河のいちばん奥地に、たくさんの鮭が帰ってくるのです。豊漁年の鮭は産卵する場所(湖)が違います。また鮭のうまさ、脂分は遡上する川の距離で変わります。天然鮭ササキの加工品はそんな豊漁年の鮭を使って作っているため、場合によっては1年くらい売り切れのものも出てしまいます 佐々木の鮭への思い 味も香りも違う天然の鮭をぜひ食べてほしい お寿司にも”○○サーモン”と名前の付いたメニューがたくさんありますが、いまや鮭は日本人が1年で一番たくさん消費する魚であり、一番好きな魚にランクインするほど人気です。天然鮭ササキの天然鮭を召し上がってくれた方の中には、ときどきびっくりするような嬉しいことを言ってくれる方がいます。それは「おいしい!」だけではなく「香りがいい!」というものです。おそらくそれは、天然の鮭だけが持っている海や川の香りです。味だけではなく、そんな香りのよい天然の鮭を天然鮭ササキではこだわって選んでいます。 天然鮭の原産地について 天然鮭ササキの鮭原料は、カナダ産・アラスカ産のほか北海道など日本国内産、そしてロシア産が中心です。実は鮭は東北各地をはじめ、日本国内のいろいろな川にも帰ってきています。天然鮭ササキがある京都の日本海側の由良川などにも、数は多くありませんが鮭は毎年、帰ってきています。そして日本国内のあちこちに鮭を食べる文化やレシピが残っています。天然鮭ササキでは北海道だけではなく、日本国内各地に残る鮭文化や鮭をつかった簡単なレシピなども紹介していきます。本当に「うまい!」鮭、また山や海に恩恵をもたら健気な魚・鮭について、このサイトを通じてたくさんのことを知り、また味わっていただけると幸いです。Wild Salmon Sasaki代表 天然鮭ササキ 店主佐々木 通昌